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interviewee No.1
中山董治郎さん
中山さんは小金井市で駄菓子屋さんをされており、現在『NPO法人 特定非営利活動法人 ハーモニー協会』を立ち上げていらっしゃいます。 |
これまでの経歴は?
24歳から独立してデコレーションケーキなどの飾り菓子の工場を30年ほど経営をしていました。
コツコツと地道に信用を重ね、ビジネスも順調に行っていた中、バブルがはじけ、多額の負債を負ってしまい工場をたたむこととなりました。
4年前資本金0円、手持ち金なしでしたが、「何か社会に貢献したい」という気持ちで駄菓子の仕入れに行ったところ、今お世話になっている会長に出会いました。
会長さんは私と初対面にも関わらず、私の熱意と信念を理解し、何の保証もないのに信用してくださり、今の駄菓子屋を始めるチャンスを与えてくれることになりました。
場所を探す時も、不動産屋さん敷金半額でOK、多摩信さんも無担保で融資をしてくれるなど、たくさんの方の理解と協力を得ることができ、「こまち」は誕生いたしました。
幸せを感じる時は?
最近の世の中は管理社会になってしまい、マニュアルでしか対応できなくなってきているためか、何か起きた時に、とっさの対応が取れなくなってしまっていて、自己判断ができない人が多いように思います。
それは「遊び」=「経験」でその部分がなくなってきていることが原因ではないかと考えています。
その遊びの場を提供し、ここでの子供たちの行動、態度を見守りながら正しいこと、いけないことを子供たちに教えていくことによって、今の子供たちが立派な大人になれるよう社会貢献したいと考えています。
これまでたくさんの子供たちとコミュニケーションを図りながら子供たちに、学校や家庭では教えてもらえないことを教えることができたと思います。
ここに来る子供の中には「お金を払えばいいんだろ!」とお金を投げる子もいました。
そういう子にはきつく叱り、それが間違っていることを悟し、その後もフォローし続けたため、子供たちはちゃんと理解してくれ、今でもここに来ては普通に話をします。
また、万引きをする子も中にはいます。見過ごすことも出来るでしょうが、私は手を叩いてでもその場で叱り、そのような「盗み」を犯してはいけないということを話します。
そういう子供達も、叱られたあとでもちゃんとここに来て良い関係を保っています。
ある日、店に来る子供たちが自転車を止める用水路沿いにお菓子のゴミがたくさん落ちていたので、その時店にいた子に「用水路を掃除したら缶ジュース1本を褒美にやる」と言うと喜んで掃除をしに行きました。
しかし、近所の方が市役所に通報したらしく、「危ないのではないか」と問題になってしまいました。
市役所からは「子供たちにもし何かあったらどうするのだ」と言われました。
しかし、学校の対応は違いました。
学校にもこの件で電話が行ったそうですが、1人の先生は、生徒たちを連れ、子供達と一緒に掃除をしてくださいました。
教育の現場にこのような素晴らしい先生がいると知ることができてとても嬉しかったです。
お礼に駄菓子をたっぷりあげました。
このような先生に教えられている子供たちがいるということは、日本の将来も捨てたものではないと感じた瞬間でした。
健康の秘訣は?
現在、吉祥寺に住んでいるのですが、時々歩いて小金井まで来ます。
また、糖尿の気があるので、お酒は控えています。
また、ストレスを貯めないことが一番の秘訣かもしれません。
最近の病気の原因はほとんどストレスが関わっていますからね。
人生の目標は?
6月にNPO法人を立ち上げることになりました。
地方に住んでいるシニアの方に楽しみの場を提供できるよう色々な企画を考えています。
地域社会の大人と子供たちとの世代間交流の場所提供ができ、旅行なども含む色々なイベントでシニア世代盛り上げていけたら良いと思います
NPO法人 特定非営利活動法人 ハーモニー協会 全国の良質な生産品を生産者と協力し皆さんへ提案地域社会の大人と子どもたちとの世代缶交流の場所を提供 子どもたち一人ひとりの育みを応援するふれあい、慈しみの場所の提供 年齢差を超えて「地域住民が支え合う社会」、「新しい地域づくり」 ホームページはこちら |
これからの抱負は?
出身地の秋田のシニアの人達が作る農作物を東京で販売したいと思います。
秋田のシニアの人達に生きがい、楽しみを与え、東京の人達にも喜んでもらいたいと思っています。
座右の銘は?
強くなければ優しくなれない
余裕がないと寛大になれない
人間は熱意がないといけない。どのようなことがあっても、人のせいにしない。
努力しないと運は来ませんし、努力して壁にぶち当たり挑戦し続け自分の信念を貫くことが大切だと思います。